※毎月15日はお菓子の日です(出典:全国菓子工業組合連合会)

「CAFE:MONOCHROME」が2025年で10th Aniversaly

目次

CAFE:MONOCHROME(川村 誠&川村 阿佐子 オーナー夫妻)特集

当サイトでも何度かご紹介しているCAFE:MONOCHROMEですが、2015年のオープンから2025年で記念すべきメモリアルイヤーである10周年を迎えます。渋谷の一等地で10年カフェ経営されるのは並大抵なことではないです。(かつてお店の近くにあったサウザンカントリーズなどが懐かしいですが)
そんな中、同店は川村誠氏、そして奥様の川村 阿佐子も店頭にたって接客してくださることもあり、オーナー夫妻の魅力とお人柄に惹かれて足しげく通うファンの方も実は多いのも大きな特徴の一つでもあり、10年に渡り多くの人に愛され支持されてきたことを証明しています。
オーナーである川村誠氏からは当サイトに下記のとおり寄稿も頂戴しております。

CAFE:MONOCHROMEは映画の原点「白黒」から発想したモノトーンにこだわったコンセプトで
2015年にスタートし、来年10年目を迎えます。
映画・音楽・ファッションなど様々な刺激を発信できるカフェでありたいという願いから

様々なコラボレーションやイベントなども行ってきました。
2025年も様々な企画が目白押しですので是非ご期待ください。
渋谷の喧騒を抜けた隠れ家的なカフェとしてこれからもご愛顧いただければ幸いです。

今回そんなCAFE:MONOCHROME特集ということでこれまでの軌跡を下記のとおりまとめておりますので、振り返りとして整理していただき、10周年を迎える同店をまだ知らない方も是非、足を運んでいただければと思います。

2015 年の渋谷の奥の喧騒から離れた場所でスタート。オーナーの川村誠氏がシュールレアリズム映画の鬼才デヴィッド・リンチ監督のファンで、リンチ作品に馴染みのあるメニューや商品を考案。リンチ監督の代表作であり世界中で大ヒットを記録した「ツイン・ピークス」で象徴的なチェリーパイを再現、ミステリアスなイメージを想起させるビジュアルに加えて、プレートにもこだわり完全にツインピークの世界観を現代に演出しています。この他、傑作「イレイザーヘッド」のコースターが貰えたり、リンチ監督自身がこだわって作った珈琲をセレクトして販売したりとリンチ・ワールドが堪能できる、店のコンセプトカラーのモノクロを基調としたメニューが初期の頃から企画・考案されていました。

2018年からは本格的に話題の映画作品とコラボレーションしたメニューがリリースされました。
「デヴィッド・リンチ アートライフ」
・リンチ監督の謎に迫るドキュメンタリー作品。それに伴いリンチ監督のデザインが施されたクッキーなどが展開されました。
「ヴェノム」
・スパイダーマンが誇る名ヴィランであるヴェノムのスピンオフ作品。そんなヴェノムが今にもケーキの生地の表面から飛び出してきそうなまでの繊細なデザインが施された特製チーズケーキに関連するグッズの提供が展開されました。
「蜘蛛の巣を払う女」
・2024年に「エイリアン・ロムルス」を監督したフェデ・アルバレスの代表作の一つで「ドラゴン・タトゥーの女」の続編。ヴェノムに続きSony Pictures Entertainmentとのコラボです。

2019年は刺激的なR指定作品とのコラボレーションが多く、特に「ザ・ビーチ」や「バニラ・スカイ」「コンスタンティン」など話題作に出演してアカデミー賞助演女優賞を受賞したティルダ・スウィントンや「キック・アス」のクロエ・グレースモレッツが主演の「リメイク版 サスペリア」とのコラボレーションでは、鮮血を浴びる様な真っ赤な店内の雰囲気に思わず阿鼻叫喚ですが、同じくメニューも鮮血尽くしで、ドラッドチーズケーキは味も絶品でまたもそこで阿鼻叫喚でした。 
この他は、見ていて思わず踊りたくなるギャスパー・ノエ監督のボルテージ全開「CLIMAX」とのコラボレーションや「ハウス・ジャック・ビルド」からは限定メニューでカラフルなジェラートが登場。
対照的に「天才たちの頭の中」では幾何学的なカップケーキが登場したりと遊び心満載のメニューばかりです。                                                             

2020年は何と言ってもミッドサマーYEARということで、アリ・アスター監督の代表作で日本でも注目の的となった北欧ホラー「ミッドサマー」のコラボレーションが特に印象的で、実はモノクローム限定コースターは何種類か作られ、通常のペーパーコースターに加えて数量限定でストーンコースター(白黒・カラーの2種)が先着でもらえました。コラボメニューも怖いくらい美しく澄んだブルーが象徴的なミルクティーなど目を見張るメニューばかり。
なお、同年は他にもアカデミー賞作品賞受賞の「パラサイト」のコラボメニューなども展開されました。

2021年はA24の「ライト・ハウス」とのタイアップで、お店のモノクロを象徴した限定クリーム・ソーダや「VIVARIUM」とタイアップしたヘルシーな贅沢プレートセットなど個性的な作品の特徴を捉えて絶妙にアジャストした独創的でクリエイティブなコラボメニューが展開され、ギャスパー・ノエ監督の作品「ルクス・エテルナ」は「CLIMAX」以来となるコラボレーション企画で、映画にちなんだ特製オリジナルTシャツの販売もあり、限定コースター含めてその妖美なデザインでSNSも大いに湧きました。

2022年は、モクテルや厳選された新しいスイーツメニューが続々と登場し始め、A24の注目作「パール」をはじめパイレーツ・オブ・カリビアンシリーズのキーラ・ナイトレイ主演の「SILENT NIGHT」とコラボしたダークなブルーベリー・シフォンケーキに「The Five Devils」からはタイトルのフォントを艶やかにプリン生地に落とし込んだ限定プリンが展開されました。(しかもランダムでポストカードが先着で貰え、中にはFXXKが目立つポストカードも…)
そして、極めつけは年の瀬に2024年に日本でも興行収入1位を記録して話題づくめだった「シビル・ウォー」のアレックス・ガーランド監督作「MEN」とコラボした限定モクテル。淫靡で混沌としたヴィジュアルはまさに映画の世界観と主人公が体験する悪夢と未知を追体験できる仕上がりで、先着でレアリティの高い非売品のプレスシートが貰えて満足度の高い限定企画でした。

2023年は、カラフルで色鮮やかなスイーツやドリンクが登場。「アステロイド・シティ」の限定メニューに始まり、「イノセンツ」や「ボーンズ・アンド・オール」、インディペンデント系作品の「ピンク・クラウド」、一方で巨匠クエンティン・タランティーノ監督の出世作「レザボア・ドッグス」やデヴィッド・リンチ監督の「ブルー・ベルベット」など、往年の名作とのコラボレーションメニューもあり新旧の時代を映すキャッチーな作品をセレクトしたみているだけで笑顔になれる、そんな限定メニューが数多く登場しました。

2024年はドリンク系メニューの幅が更に充実。ヨルゴス・ランティモス監督からは「哀れなるものたち」「憐れみの3章」とのコラボレーションプリンが登場して食べるのが非常に勿体なかったです。
また、ブランドン・クローネンバーグ監督作で「パール」で主演を演じたミア・ゴスと北欧の俳優一家スカルスガルド家の長男アレクサンダー・スカルスガルドがW主演のR18指定「インフィニティプール」は映画のストーリーの様に飲み込まれる漆黒のドリンクに先着でハロウィンでも大活躍するであろうお面が貰えたりと、食べる楽しさだけでなく、集める嬉しさを感じることが出来るアメニティ類がカフェ体験を昇華させていました。

音楽の面では、グラミー賞受賞の世界的ロックバンド、レディオヘッドのトム・ヨークなど海外アーティストのライブ写真のexhibitionや貸切LIVE企画などを展開。また、Spotifyではカフェモノクロームとしてトラック集がアップされているので、下図のQRコードを参照して是非チェックしていただきたいです、お気に入りの曲と出会えるかも。

ファッションの面では、リンチ・ワールドにリンクするアパレルグッズの数々に始まり、ギャスパー・ノエ監督の「CLIMAX」とのコラボレーションとして、劇中でも印象的なうなだれたDJがターンテーブルに突っ伏しているシーンをプリントしたTシャツなど、他ではまず手に入らない映画とコラボレーションした貴重なオリジナルグッズを数多く展開されています。

プレゼント企画として、これまでもお店を訪れるエンドユーザーがワクワクする様な映画とコラボレーションした豪華景品がもらえる企画を数多く展開。

【オーナー川村誠氏が今秋注目の話題作を監督】
オーナー川村誠氏は映像ディレクターとしても活躍されており、今秋になんとコンビニ人間で芥川賞を受賞した人気作家である村田沙耶香氏の「消滅世界」の映画監督をされます。配給は現在アングリースクワッドがヒット中のナカチカピクチャーズで、当サイトでもご紹介している2024年には前年を大きく上回る約2万人の来場があったすみだパークシネマと繋がりのある菊川のミニシアターのStrangerの運営元でもあります。
今後の続報に注目ですが、是非上映された際は間違いなく五感を刺激する作品であること間違いないので、劇場に足を運んでいただきたいです!

■Cafe monochrome公式サイト
CAFE:MONOCHROME カフェ:モノクローム (cafemonochrome.com)

※当記事は関係者監修の元、掲載しております。

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